A•SO•BI日和

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IT素人が「変革」について考えてみた。

 

社会は「変革」していく

 「データ」「IT」「AI」…

 現代日本ではどんどんと「変革」が進んでいる。特にこのコロナ禍になってからは「テレワーク」や「時差出勤」など、急速な変動が数多く見られるようになった。

 そんな中、今日私の職場ではこのような記事が話題になった。

 

https://www.shiga-u.ac.jp/wp-content/uploads/2021/02/b3ee610ec48406e28f4dbad535da3138.pdf

 

 これは日本経済新聞の記事の一部である。「やさしい経済学」と題して滋賀大学データサイエンス学部教授の河本薫氏がデータ時代における日本企業への危機感についての連載をしている。

 上記でも述べた通り、今の日本はコロナ禍の影響で大きく変わろうとしている。私も巷で「IT」や「AI」だけでなく「DX化」などというあまり聞き慣れない単語まで聞くようになった。その影響か、私も少しだがITに関して興味関心を持つようになった。これからの時代はITやAIは必須である。私はSEをしているわけではないのではっきり言って素人だ。しかし、これから生きていく中で必ず「データ社会」というものに深く関わっていくことになるだろうと思う。

 

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「変わる」とは?

 記事の中身を見ていくと、河本氏は日本企業の変革に対してまだまだ物足りなさを感じているように思われる。

 「日本企業は経営の航路を変えず、滝つぼに向かうスピードを緩めているにすぎないようです。」

 確かに、企業の中にある様々なシステムは自動化が進み、どんどん便利なものに置き換わっている。しかしそれはあくまでも「既存の手法を改善したもの」に過ぎない。日本企業は「経営そのものの方向性」から変革を進めていかなくてはならない。それこそが日本独自の「変わらない企業体質」なのだろう。

 

「単純さ」こそがベスト

 また河本氏は、組織形態や業務プロセスについても述べている。設備を作りこみすぎてシステムが複雑化し、全体最適を進められない状態になってしまっているのである。これにより、変えるのに時間コストがかかり、「変えにくい企業体質」が形成されてしまうという。

 私は業務を行う上で大切なのは、「単純さ」だと思う。複雑に入り組んだ難しい業務もあるが、結局顧客から受け入れられやすいのは「いかにわかりやすいものかどうかだと考えられる。「単純さ」こそが、顧客からも選ばれ、また時代の変化にも対応することができるのではないかなと、私は思う。

 そのために必要なものが「IT」「AI」である。

 

「経験」は絶対なのか?

 3つ目として河本氏は、暗黙知カルチャー」という単語を挙げている。恥ずかしながら私は「暗黙知カルチャー」という言葉を初めて聞いた。

 

 暗黙知・・・経験的に使っている知識だが簡単に言葉で説明できない知識のことで、経験知と身体知の中に含まれている概念。(Wikipediaより)

 

 とある。「経験がものを言う」とよく言われるが、経験が絶対とは私は思わない。とめどなく変化していく世の中では、いつか必ず「経験だけでは乗り越えられない壁」も出てくるのではないかなと私は思う。勘と経験にこだわり過ぎるが故に、「変えたがらない企業体質」が形成されていくのだろう。

 

未来の「変革」へ向けて

 繰り返すようだが、「IT」はこれからの時代には必ずついてくるものだ。しかし現状として、日本の企業はまだまだその変革を成し遂げられているとは思えない。成し遂げているつもりでも事実、根本的な改革にはなっていないということがこの記事を読んでわかった。

 まだまだ私自身もITについて何も知らない。世の中にはITパスポート基本情報技術者といったIT関連の国家資格がある。社会で生きる一員として、少し勉強してみようかなと思った。

 

 いつかデータ社会に大きな変革が起こった時、その波に乗れるように若いうちからしっかりと準備しておきたい。

 

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