A•SO•BI日和

日々の日常で感じたこと、趣味、経験について思いのままに綴っていく、自由なブログです。

これ余談なんですけど・・・

 これ余談なんですけど・・・

 

 これはあるバラエティ番組のタイトルなのだが、皆さんはご存じだろうか。

 

 

 

深夜にひっそりと・・・

 関西の朝日放送制作のトークバラエティだ。MCは人気お笑いコンビのかまいたち。そして女性アシスタントとして坂道グループのメンバーが週替わりで登場する。毎週トークゲストとしてお笑い芸人が一組登場し、かまいたちと共に一つの話題から余談を広げていく。深夜にひっそりとやっている30分番組だが私はほぼ毎週観させていただいている。

 2021年1月12日放送開始でまだ日は浅いが、これまでにニューヨーク、天竺鼠東京ホテイソンとろサーモンアルコ&ピースといった実力派芸人たちがゲストとして出演してきた。

 少人数の非常にシンプルなトーク番組だが、これがまたとても面白い。

 

www.asahi.co.jp

 

芸人×芸人による余談合戦

 まず、トークメンバーが女性アシスタントを除き、全員お笑い芸人だということだ。芸人同士のトークということもあり、単純にしゃべりが面白い。そしてこの番組はシンプルなトーク番組だが、芸人さんだからこそ生まれる魅力もある。コースターに書かれてある話題から余談を広げ、トークとして成立させる。これはとても難しいことだ。一つの話題からいくつもの話に枝分かれさせていくことは芸人さんの持つ卓越したトークがあるからこそできることだ。勿論素人の私にはそんなテクニックはない。本当に観ていて「プロの技術」というものを感じる。

 

プライベート感満載のゆるさ

 そして、深夜ならではのこじんまりとしたゆるさも、私が思うこの番組の良さだと考えられる。MCのかまいたちとゲスト芸人一組という構成での余談トーク、まるで芸人さんの楽屋の様子を覗いているかのような雰囲気が非常に安心感がある。

 面白いおじさんたちの雑談を覗き見しているみたいで、何も考えず気楽に観ていられる。

 基本フリートークなので、話している中で生まれる芸人さんたちの自然な笑顔も見ることができ、笑いあり、温かみありといった感じで私は楽しませてもらっている。

 

突然ですが、かまいたちに関する余談

 かまいたちは本当に出世したなぁとつくづく感じる。私は関西の人間なので昔から大阪で活動しているかまいたちをよく見ていた。しかし、当時の私は彼らに対してそんなに強い印象は受けていなかったような気がする。

 関西はお笑いの聖地だ。全国規模とならずとも関西だけで見てもそうそうたるお笑い芸人たちが存在する。当時の私から見たかまいたちは、その数多い関西芸人たちの中の一組という印象でしかなかった。それが一気に変わったのが2017年のキングオブコント、そして2019年のM-1グランプリだ。コントでも漫才でも実績を残しているお笑いコンビはなかなか珍しいのではないだろうか。無人島で体を張っていたあの2人がここまで売れるとは、正直全く想像していなかった。

 現在はMCの仕事も増え、乗りに乗っているかまいたちの二人。これから先も長く生き残ってほしいものだ。

 

 ・・・といった感じで、かまいたちに関する余談を長々とさせてもらったが、この「これ余談なんですけど・・・」という番組は私の中では今一番おすすめしたいバラエティ番組だ。

 

寝苦しい夜の猫

寝苦しい夜の猫

  • 作者:山内 健司
  • 発売日: 2020/12/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

たまにはローカルも悪くない。

 やはり大阪の番組は面白い。全国放送の華々しい番組も豪華で面白いが、地方(特に関西)独特のこじんまりとしたアットホームな空間から届ける番組も私はとても好きだ。私としては、このままあまり形態を変えずに番組を続けていってくれることを願いたい。

 また、この番組は民放公式テレビポータルTVerGYAO!、そして大阪チャンネルでも配信されている。プロの芸人さんたちによるほのぼのとした余談を聴きたい方は是非観ていただきたい。

 

 ※ちなみに次回(3月9日)のゲストはキングオブコント2015王者コロコロチキチキペッパーズの二人だ。