A•SO•BI日和

日々の日常で感じたこと、趣味、経験について思いのままに綴っていく、自由なブログです。

新星、ピン芸人日本一誕生

 集え新星!

 

 新生R-1の頂点へ!

 

 今年もピン芸人日本一を決めるあの大会がやってきた。(上記は今年のキャッチフレーズだ)

 

 R-1グランプリ2021だ。

 

r-1gp.com

 

 

19年目の大リニューアル

 今年で19回目を迎えるR-1。今年は今までと大きく変わった点がある。

 芸歴10年以内という出場資格が定められたのだ。また、今大会よりマチュアの出場も可能となった。さらに司会者も雨上がり決死隊(2019、2020は蛍原のみ)から霜降り明星へ交代された。そして、女優の広瀬アリスも共に司会を務めることとなった。

 今までと打って変わってフレッシュに生まれ変わったR-1グランプリ。昨年優勝したマヂカルラブリー野田クリスタルは、その年のM-1グランプリでも優勝を果たし、2冠を達成。今年は審査員として今大会を見届ける。今年の優勝者はこれからどんな旋風を舞い起こしてくれるのか、非常に楽しみだ。

 

 歴戦の勇士たちは・・・

 今大会の出場資格制定に伴い、出場できなくなってしまった芸人たちもいる。そんな彼らのために新設されたのが、R-1ぐらんぷりクラシック」だ。準決勝・決勝進出経験のある芸歴11年以上の芸人が対象となり、ヒューマン中村が優勝した。

 ヒューマン中村は5回の決勝進出経験があるも優勝経験はなかった。正直、私もそんなに彼に対する印象は薄い。なんかフリップ芸をしていた気がする…

 そんな程度だ。

 今回の優勝を機に、もしかしたらちょいちょいテレビの露出が増える…かもしれない。その時は、是非彼のネタをじっくり観てみたいものだ。

 

新たなR-1を見届けて

 そして、今年のR-1グランプリ2021。たった今、生放送を観終わった。

 

 出場者数2746名の中から勝ち抜き、日本一の栄冠を勝ち取ったのは、ゆりやんレトリィバァだった。2017年のTHE W以来の栄冠だった。ゆりやんやりたい放題で、のびのびと自由な笑いを楽しんでいる様子が見受けられた。周りにあるあらゆるものにツッコミまくる1stステージのネタは、最早途中からアドリブなのではないかと思うほどだった。

 優勝が決まった途端、ゆりやんは顔を覆って号泣し出した。彼女のギャグの中に、泣きじゃくるフリをして変顔をするというギャグがある。私は、「これはどっちだ!?」と思った。そしたらいつものように変顔はしたものの、本当にを流していた。それくらい彼女にとってR-1は特別なものだったのだということが伝わった。THE Wだけでは物足りない。一つの栄冠をとっても満足することなく真摯に笑いに向き合い続けた結果が今回につながったのだろう。とても面白かった。おめでとう。

 

news.yahoo.co.jp

 

最年少芸人による衝撃ネタ

 今年のR-1ではルール改定により、若手芸人が目立った。私が個人的に気になったのは、女芸人の高田ぽる子だ。22歳という史上最年少の決勝進出者ということだった。私も初めてこの人のネタを観た。まさか自分よりも年下の芸人がR-1の決勝に上がってくるとは…いったいどんなネタをするのかと思っていた。

 彼女のネタは「おじいちゃんの乳首」だった。

 ゴリゴリの下ネタだった。22歳の女の子がするネタとは思えず驚いたが、なぜか面白かった。リズムネタのような感じだったが、謎に耳に残る歌だった。最後にリコーダーで演奏しだしたときは、思わず笑ってしまった。結果は4位だったが、最年少でかなり健闘したのではないだろうか。個人的には2本目のネタも少し観てみたかった。

 

高田ぽる子(マセキ芸能社HPより)↓

https://www.maseki.co.jp/talent/TakadaPoruko

 

実力派によるファイナルマッチ

 最終決戦の3人はいずれも実力派ぞろいだった。強烈な見た目のインパクトで1stステージで爪痕を残したZAZYキングオブコントの決勝にも残ったお笑い第7世代のコント師かが屋の賀屋、そしてTHE W初代王者のゆりやんレトリィバァ。誰が優勝してもおかしくなかったが、この3人だと私は、かが屋の賀屋の1stステージのネタが好きだった。(Finalのネタはちょっと微妙だった…)

 あごにマスクをつけてハァハァ呼吸しながらしゃべるところが個人的には面白かった。コント師ならではの演技力もとても輝いていた。

 

全てが新しかったR-1  

 司会の霜降り明星広瀬アリスも初々しくて新鮮だった。新しく生まれ変わったR-1を象徴するかのような司会っぷりで見ごたえがあった。広瀬アリスのちょっと司会慣れしていないところも逆に愛嬌があって可愛らしかった。

 

あと気になったところというと…

 新しく審査員になったハリウッドザコシショウが信じられないくらい真面目にコメントしていたところがちょっと面白かったかな…。(笑)

 また、途中で入るU-NEXTのCMに出てくる見取り図の漫才が意外と面白かった。

 

 司会、審査員、そして出場者、すべてが生まれ変わり新しくなったR-1グランプリ2021。今年はゆりやんレトリィバァが優勝した。来年は一体どんな新星が現れるのか。今から非常に楽しみだ。そして今回の大会で爪痕を残した芸人たちにも是非、今年のお笑い界を席巻していただきたい。