初めて勉強記録を書いてみた。
今日はいつもと少し趣向を変えて、今私が勉強中のエックス線作業主任者試験の勉強日記を書いてみようと思う。
エックス線作業主任者とは?
まずはエックス線主任者について簡単に説明しよう。エックス線を取り扱う事業所では、エックス線に関する知識・技能を身につけた作業主任者の監督の下で業務を行うことが義務付けられている。まあつまり、エックス線を取り扱っている職場にはエックス線作業主任者が一名必要ということだ。
エックス線は人体に有害な影響を与えるものだ。よってこのような知識を持った人間がいることでエックス線から身を守ることができるため、非常に重要な資格である。またこの主任者は主に製造業や医療機関で役立つようだ。
エックス線作業主任者試験について
そのエックス線作業主任者の試験についても簡単に説明しておこう。本試験は「エックス線の管理に関する知識」「関係法令」「エックス線の測定に関する知識」「エックス線の生体に与える影響に関する知識」の四つの分野に分かれている。
合格基準としては、四つの各分野4割以上、且つ全体で6割以上となっている。つまり、一つの分野だけが高得点を取っていても他の分野で4割以上取れていなければ不合格となる。どの分野も満遍なくできるようになることが重要だ。
本日の勉強記録
エックス線作業主任者、そして試験について簡単に説明した。
そしてここから先が本題、今日の私の勉強記録だ。
本日勉強した単元は、4つの分野の中の最後「エックス線の生体に与える影響に関する知識」の中から、「細胞の放射線感受性」の単元だ。
まずは、単元名にも出てきている「感受性」についてだ。
「感受性」・・・放射線照射による細胞の影響の受けやすさ、受けにくさ
細胞において極めて放射線感受性の高い場所はDNAであると言われている。盛んにDNA合成を行い、細胞分裂をする細胞では放射線感受性は高くなるのである。
ベルゴニー・トリボンドーの法則
そして、この放射性感受性においてキーワードとなってくるのが2名のフランス人医学者の名前から由来する「ベルゴニー・トリボンド―の法則」である。
「ベルゴニー・トリボンド―の法則」
①細胞分裂の頻度の高い細胞ほど感受性が高い
②将来行う細胞分裂の数の大きい細胞ほど感受性が高い
③携帯及び機能が未分化な細胞ほど感受性が高い
感受性の「程度」について
また、細胞の種類によって「感受性の程度」が変わる。そして細胞の種類だけでなく、細胞分裂周期のどの過程にあるのかによっても感受性の程度は異なる。
細胞分裂周期の過程には、次の4期に分けられる。
①DNA合成準備期(G1期)
②DNA合成期(S期)
③細胞分裂準備期(G2期)
④細胞分裂期(M期)
この4つの過程を経て細胞分裂が行われるのである。またこの中で最も放射線感受性が高いのは「細胞分裂期」である。
また、細胞は「分化」 *1のどの過程にあるのかによっても放射線感受性が変わる。
よって、
・未分化の細胞ほど放射線感受性が高い。
・胎児の細胞は細胞分裂を盛んに繰り返している為、成人の細胞と比べて放射線感受性が高い
放射線の細胞に対する作用を説明する際、細胞の放射線感受性は平均致死線量*2で表される。
平均致死線量の大きい細胞は放射線感受性が低く、平均致死線量の小さい細胞は放射線感受性が高い。
本日のキーワード
以上が本日の私の勉強記録だ。聞き慣れない専門用語が多く一般の方には読みづらいかもしれないが、キーワードだけでも頭に入れていただければ幸いだ。
本日のキーワード
参考図書:エックス線作業主任者試験徹底研究 改定第2版
地道に一歩一歩、歩み続けよう
試験まではあと4ヶ月程ある。まだ余裕はあるが、余裕のあるうちに一歩一歩地道に進むことで勝利を手にすることができるのではないかなと私は思う。
高校・大学受験、資格勉強など、学生や社会人関係なく勉強している人は沢山いるだろう。試験勉強は「気持ち」だ。「必ず合格してやる!」という気持ちがあれば、おのずと自分の目指すゴールへ向かって歩み続けていることだろう。
気付けばいつか見えるはずさ
どんな一歩も君になってく
大切な今、日々の中で
拳掲げて「歩み」続けよう
ーGReeeeN 「歩み」(2009)ー