A•SO•BI日和

日々の日常で感じたこと、趣味、経験について思いのままに綴っていく、自由なブログです。

きっとここから「愛なんだ」

 仕事終わり、スマホのニュースを見て度肝を抜いた。

 

 あのV6解散・・・。

 

news.yahoo.co.jp

 

 

ついにこの時が・・・

 ジャニーズ事務所がここ数年の間に大きく変わってきている。退所、活動休止、解散…グループの形が目まぐるしく変わっている。

 その皮切りとなった出来事は恐らく2016年のあの騒動だろう。

 平成を代表する国民的アイドルグループSMAPの解散だ。2016年1月18日放送の「SMAP×SMAP」の冒頭シーンは忘れもしない。木村拓哉を中心に一連の騒動についての謝罪をした。あれから7ヶ月、とうとう解散が正式発表された。同年12月31日をもって解散。私もSMAP×SMAP」最終回で歌われた世界に一つだけの花は忘れない。

 この出来事から、ジャニーズ事務所の退所、活動休止はどんどん進んだ。記憶に新しいところで言えば、嵐の活動休止だ。そしてTOKIOの新会社設立及び長瀬智也の退所ジャニーズ事務所の功労者たちが次々と新しい道へ進んでいく中での、今日のV6の発表。ついにこの時が来たか。1人も欠けることなく走り続けてきた6人。勤続25年の男たちはこれからどのような景色を見るのか、非常に楽しみだ。

 

代表作で振り返る

 そんなV6は1995年11月1日にバレーボールワールドカップのイメージソングMUSIC FOR THE PEOPLEでCDデビュー。この曲はアクロバティックなダンスが特徴的で、25年経った今でも彼らを象徴する一曲だ。このバレーボールワールドカップでデビューをするのはV6が初めてで、それ以来、4年に一回この時期に新しいグループがデビューするのがジャニーズの恒例となっていた。*1

 彼らを代表する作品といえば、やはり何といっても11年間に渡って放送された人気番組学校へ行こう!(TBS系)だろう。私は特にゲームコーナーが好きだった。「休み時間向上委員会」だ。

 みのりかリズム4」は当時小学生だった私も何度も遊んだ。クラスでも流行って、友達同士で対戦した記憶がある。鉛筆のデコピンも当時は本当に流行った。

 

www.tbs.co.jp

 

アイドルをより身近な存在に

 以上のことからV6は子供からの人気が非常に高かったのではないかと思う。というのも、学校へ行こう!のような学生を主体とした番組をやっていたことで、今までは「雲の上のような存在」だったジャニーズアイドルのイメージを「身近にいる優しいお兄さん」というイメージに変えたのであろう。V6の存在による影響は今のジャニーズにも通づるのではないかと私は考える。今のジャニーズは音楽番組やドラマのみならず、バラエティ番組にも積極的に進出し、体を張ったロケやゲーム、時にはドッキリにも果敢に挑戦している。そして、ロケなどを通して一般人と絡む機会も多い。(今はコロナ禍でなかなか難しいが…)そういった一般の方との距離をグッと縮めることに成功したのは何を隠そうV6の功績なのではないかと私は思う。

 

名曲で振り返る

 V6の代表曲は主にデビューした1990年代後半、そして2000年代に集中している。デビュー曲のMUSIC FOR THE PEOPLE(1995年)は勿論のこと、玉置浩二が作曲を務めた「愛なんだ」(1997年)、AGHARTAの名曲をカバーした「WAになっておどろう」(1997年)、ドラマ「きみはペット」の主題歌「Darling」(2003年)など多くの名曲を残した。

 そんな中、私が特に好きな曲は、「Feel your breeze」(2002年)だ。V6の21枚目のシングルで、大ヒットドラマ「ごくせん」第1シリーズの主題歌だ。誰もが知るあの人気ドラマの主題歌であるが、残念ながら私自身は当時5歳で、リアルタイムでは視聴していなかった。しかし今から約5年前、日本テレビ「ベストアーティスト2016」でこの曲が歌われた。それも当時のドラマシーンと合わせての演出だ。当時のドラマを見ていない私でも、あのヤンクミの迫力には圧倒された。そして映像と主題歌が融合した時、心にグッとくるものがあった。私はこの曲のサビの歌詞が好きだ。

 

 いつか想像してた未来と今が少し違っていたって

 夢の為の涙はまだ消えずに光り続ける

 ずっとココロはきみを見てる

 胸に刻んだ気持ちで

 永遠に夢を感じよう あの夏雲溢れるように

 

 ドラマの舞台である白金学院高校の生徒たちが、これからの未来を切り開く為に必死にもがき続ける。そんな若者たちを応援するような歌詞がとても突き刺さる。そしてこれからそれぞれの道を歩むV6の6人。彼らもこの歌詞のように、自分の思い描くに向かってこれから突き進むに違いない。

 

 

25年間「愛」を届けてくれた6人へ

 グループの中で6人中4人と過半数以上が妻帯者となり、「身近にいる優しいお兄さん」が25年の時を経て「色気溢れる大人の男性」へと進化した。私も彼らのような大人になりたい。年を重ねるごとにどんどん魅力を引き出せるような男性になりたい。

 メンバーの森田剛はこの解散をもってジャニーズ事務所を離れる。しかし、V6はこれから先も「ひとつ」でいて欲しいと私は願う。グループは無くなっても、「学校へ行こう!」で見せてくれた「わんぱくさ」、そして25年経って生み出された「大人らしさ」…こういった「V6らしさ」というものは解散しても忘れないでいて欲しいなというのが私の個人的な願望だ。

 

 6人をつなぐものは、きっとこれからも「愛なんだ」

 

 「必ずある明日の太陽」へ向かって歩み続ける

 

 解散まで残りおよそ8ヶ月、彼らの動きに是非とも注目したい。

 

 そして最後にV6の皆さんへ、

 

 沢山の「愛」をありがとう。

 

 

 

*1:2019年は初めて既存のデビュー組(ジャニーズWEST)がスペシャルサポーターを務めた為、デビューは無し