A•SO•BI日和

日々の日常で感じたこと、趣味、経験について思いのままに綴っていく、自由なブログです。

知ってるワイフで「夫婦」を考える。

 現在フジテレビで放送されている木曜劇場「知ってるワイフ」をご存じだろうか。

 

www.fujitv.co.jp

 

 私は毎週録画でこのドラマを視聴しているが、今年1月にスタートして遂に来週(3月18日)の♯11で最終回を迎える。そんな最終回に向けてドラマは今、とても面白い展開になってきているので今日は感想も含めて綴ろうと思う。

 

以下、ネタバレ有り↓

 

 

 

 

これまでのあらすじ

幸せな結婚生活のはずが・・・

 このドラマの主人公は、関ジャニ∞大倉忠義演じる剣崎元春だ。大学時代にバスでの落とし物を届けたことで偶然出会った、広瀬アリス演じる建石澪。彼女と結婚した元春は、結婚5年目で修羅場を迎えていた。夫婦の仲は最悪で、勤め先であるあおい銀行から帰ってくると、物は飛んでくるわ、罵声を浴びせられるわ、大好きだったゲーム機は風呂に沈められるという始末。元春は限界だった。

 

500円玉で人生やり直し!

 そんな中公園で出会った謎の男「小池さん」生瀬勝久)。彼からもらった平成22年の500円玉。これを受け取った元春は、車を走らせていると謎の料金所に行き着く。そこでその500円玉を入れると、そこは平成22年、つまり10年前の世界だった。そして奇しくもその日は澪と初めて出会った日でもあった。

 10年前にタイムスリップした元春は、妻を入れ替えることに成功する。そして別の妻、剣崎沙也佳瀧本美織)とともに新しい人生を過ごすのであった。

 

澪が変わってしまった理由

 澪と生きる人生を捨て、沙也佳との夫婦生活を送る中で、前回の結婚生活では味わえなかったような快感を得ていた元春。しかし、様々な出来事を通じて、次第に元春の心境に変化が出てくるのであった。

「澪をモンスターに仕上げたのは俺だった。」

 仕事一筋で家庭を顧みなかった自分が、澪との関係を崩したのだと気づいた元春。沙也佳との暮らしでも同じことをしてしまったことから元春は強く後悔した。そして元春は、澪へ自分と彼女が元夫婦だったと正直に告白する。最初は信じられなかったものの、澪は元春との日々を振り返る中で徐々に信じるようになった。そして元春も、澪に対する思いがどんどん強くなり、再び10年前に戻ることを決意した。

 

 ・・・というところで最終回へ、という展開だった。

 

剣崎元春という男

 元々剣崎元春という男は仕事には一生懸命だが、とてもだらしないという印象だった。澪の法事にも仕事を言い訳に参列せず、友人と飲みながら澪に対する愚痴も吐く。正直SNSでアンチが増えてもおかしくないような男だった。演じているのがイケメンの大倉だったから良いものの…。

 そしてタイムスリップすることを覚え、妻を入れ替えるという安易な行動に出るも、結局別の妻でも同じことをやらかしてしまう。そこまでしてようやく自分が悪かったことに気付く。私は未婚だから正直共感はできないが、もし将来結婚したら同じような経験をするのだろうか。自分の力不足で妻をモンスターへと変貌させる。それはよくよく考えてみればとても罪深いことだ。

 そもそも元春と澪が出会い、付き合っているときはどちらかと言うとの方が元春を牽引しているような感じだった。澪が元春になつき、2人はラブラブになる、そんな印象を私は受けた。だがその澪本人がモンスターになってしまったのだから、よっぽど元春がだらしなかったのかもしれない。

 やはり夫婦というものは難しい。

 

円満な夫婦の形とは

 だがこのドラマを通して、私は大変勉強になったと感じている。

 自分ももしかすると将来誰かと結婚するかもしれないし、したいと思っている。その時、毎日共に暮らす中で、だんだん妻の様子が変わっていったとき、その原因として、一番長い時間を共に過ごしている自分を疑わなければならないと思う。自分の行動や言動を一度振り返ってみる。それでも分からなければ、ちゃんと面と向き合って話し合う。それが夫婦円満の秘訣なのかもしれない。

 「家族の在り方」というものを「タイムスリップ」という少しSFチックな演出を使って、このドラマは教えてくれた。とても面白かった。最終回、元春、そして周りの個性あふれる登場人物たちの展開にも注目したい。

 

元春と澪を見事に映し出したドラマ主題歌

 ドラマも勿論だが、ドラマを彩る主題歌にも注目だ。以前にもこのブログで紹介したことがある関ジャニ∞の45thシングル「キミトミタイセカイ」だ。

 

creativefreepp.hatenablog.com

 

 毎回、ドラマの最高に盛り上がるタイミングでこの曲が流れる。イントロの優しげな音色が私はとても好きだ。そして歌詞もこのドラマにピッタリで、ついつい口ずさみたくなる。

 

 キミノイナイセカイ

 ずっと響き渡っていく 僕を呼ぶ声が

 時を戻して 声を聞かせて

 教えて、僕らの愛を I want もう一度

 

 このサビの歌詞が、まさにドラマとピッタリ一致している。あの頃の澪とは別れ、「妻、剣崎澪」のいない世界。そこで「澪!」と呼ぶ元春。もう一度澪とやり直したい元春は、時を戻して、再び澪との「愛」を求めに行くのである。

 本当に良い曲を生み出してくれた。さすがは最高で最強の関ジャニ∞だ。

 

キミトミタイセカイ (初回生産限定盤A)

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最終回へ向けて

 来週でドラマ「知ってるワイフ」は最終回だ。

 再び過去へ戻った元春は澪とどんな最後を迎えるのか、そして気になるのは母、建石久恵(片平なぎさから何かを受け取った(恐らく平成22年の500円玉な気がする)だ。このまままさか元春を追いかけ料金所へ向かうのかもしれない気がしている。

 さらには澪と破局した元春の親友、津山千晴(松下洸平はどうなるのか。そしてあおい銀行の同僚、樋口静香(安藤ニコ)に恋をした若手社員、篠原恭介(末澤誠也の行末にも注目したい。

 また、関ジャニ∞丸山隆平がキーパーソンとして出演するようだ。彼がどんな役柄で登場するのかも楽しみだ。

 

 また、最終回の感想もこのブログで書けたらいいなと思う。

 

今だからこそ心に響く「社会派」ドラマに

 現代の「夫婦」についてとても考えさせられるようなドラマだった。夫、妻、結婚生活が始まると共に何かしらの「課題」が出てくるのだろう。それを乗り越え、真の幸せを掴み取った二人こそが「最高の夫婦」だ。

 コロナ禍で「おうち時間」が増えた今、ドラマを通じて心に強く刺さった世の中の夫婦は多かったのではないだろうか。

 私も、将来の参考にさせてもらうとしよう。