A•SO•BI日和

日々の日常で感じたこと、趣味、経験について思いのままに綴っていく、自由なブログです。

「知ってるワイフ」からのメッセージ

 

 

最終回を視聴した。

 とても美しいハッピーエンドだった。

 

 2021年3月18日に放送された木曜劇場「知ってるワイフ」の最終回だ。

 録画予約して、今日遅ればせながら視聴することができた。OA直後は視聴率や感想に関する記事がいくつか出ていたが、それらは敢えて見ないようにして、新鮮な気持ちでドラマを観させていただいた。

 先日、このブログでも書かせていただいた通り、今日はその感想を綴らせていただこうと思う。

 

creativefreepp.hatenablog.com

 

 以下、ネタバレあり↓

 

 

 

 

最終回のあらすじ

元春、3度目の正直

 沙也佳と別れ、3度目のタイムスリップをした元春。もう澪とも沙也佳とも会わないと心に決め、と出会うはずのバス停沙也佳と会うはずの大学にも行かず、一日自分の部屋で過ごした。そして迎えた2020年、社会人になった元春は大阪にいた。

 スペシャルゲストとして登場した関ジャニ∞丸山隆平が、大阪の空気を元春に感じさせるというキーパーソン(?)的な役割を果たした。登場シーンはこれだけだったが、貴重なメンバー共演となったことだろう。

 

仲間たちの現在

 大阪の商社で営業の仕事をしていた元春は、出張をきっかけに東京へ向かうこととなる。澪や沙也佳とは会わないよう決めていたものの、やはりかつて勤めていた銀行へ足を運んでしまう。同僚だった津山は双子のパパに、親友の木山は変わらず妹のなぎさと夫婦になっていたが、前回と違ったのは居酒屋を経営せずにキッチンカーで各地を走り回っていたことだ。

 そして沙也佳はチェロを続け、海外での活動経験も持つ奏者になっていた。かつては夫婦だった二人が先輩後輩という関係のまま和気あいあいと会話を楽しむ姿には、何だかこちらも不思議な気持ちで温かかった。

 

澪は今・・・

 そして。あおい銀行を訪ねた元春は澪と再会。しかしこの時点では二人は全く面識のない赤の他人のはずだった。そして元春はまさかの事態に驚愕する。澪がタイムスリップした元春のことを知っていた。

 それはなぜか。実は澪も元春の後を追って10年前にタイムスリップしていた。それに関しては以前の記事でも書いたように、私の予想通りだった。お互いがタイムスリップした者同士。お互いに全てをさらけ出した。そして元春は改めて澪にプロポーズ。二人は入籍し、幸せな家庭を築いた。

 ・・・という最終回だった。

 

 もう、本っっ当に温かい結末だった。大倉忠義広瀬アリスという美男美女の抱擁シーンも視聴者側まで幸せな気持ちになるようなシーンだった。アリスの涙も本当に綺麗だった。

 なんて美しい最終回…、その一言に尽きる。

 

人生の岐路を大切に

 このドラマはある一組のどこにでもいるような夫婦を描いた物語だった。たった一組の夫婦にフォーカスを当てたドラマなのだが、気づけば周りの登場人物たちにもそれぞれの物語が進んでいく。親友の木山、同期の津山、妹のなぎさ、大学の後輩の沙也佳、澪の母久恵など、メインの登場人物全員がこのドラマで色々な変化をしている。

 そのきっかけを作っているのが、タイムスリップをする元春だ。元春の一つ一つの言動により、津山が双子のパパになったり、木山がバイク事故を起こさなくなったり、人生が大きく変わっているのだ。

 このドラマを観て感じたのは、人の人生はほんの些細な言動から変わってしまうことがあるのだということである。人生の岐路に立たされる時というと、入試、就職、結婚、出産、などといったところだろう。私はまだその全てを経験しているわけではないのだが、第三者からの一言がこれらの岐路においてとても重要な役割を果たすことになるのかもしれない。その第三者自分の家族になるのか、友人になるのか、職場の同僚になるのか、はたまたまだ出会っていない「誰か」になるのか、それは誰も分からない。私も早く人生を変えるキーパーソンに出会ってみたいと感じる。

 

元春が教えてくれた言葉

 いつどこで出会うか分からない人生のキーパーソン。それはもう既に出会っているかもしれないし、まだ出会っていないかもしれない。だからこそ私は、これからの人生、一日一日を大切に生きていこうと思った。受け取り方はそれぞれだが、私はこの「知ってるワイフ」を全話視聴して、このようなメッセージを感じ取った。

 自分の人生を大切に、そして周りの支えてくれる人たちも大切にしよう。そしてラストシーンで元春はこのようなメッセージを残した。

 

 ムッと来た時、どう伝えるのか、伝えないで我慢するのか

 当たり前のことに「ありがとう」を言うのか、言わないのか

 何気ない時間を「愛おしい」と感じて過ごすのか、ただの日常だと思うのか

 その一見小さな一つ一つの選択が、俺たちが思い描いている未来へと繋がっていく

 

 日々の日常に感謝の気持ちを忘れず、周りの支えてくれている人たちを大切に、こういった一つ一つの些細な言動が自分たちの未来を創り上げるのだ。とても深いメッセージ性を感じる、そんなドラマだった。

 

 「知ってるワイフ」のキャスト、スタッフの皆さま、本当にお疲れさまでした。そして、幸せに満ちた素晴らしいドラマをありがとうございました。

 

www.fujitv.co.jp

 

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