121日後に開催される五輪
スポーツの祭典…どうなるか…
2021年7月23日から開催される東京オリンピックまであと121日となった。
新型コロナウイルスの流行により2020年開催予定だったのが、昨年延期を余儀なくされた。そして今年の開催に関しても賛否両論だ。明日から始まるという聖火リレーも、ランナーの辞退が続出している中、不安視されている。
東京2020五輪を取り巻く多くの問題
森喜朗元会長による女性軽視発言問題
また、開催を目前にして多くの問題も発生した。元東京五輪組織委員会会長の森喜朗の女性差別発言問題だ。かつて日本の首相も務めていた人物とは思えないような発言に多くの国民が失望したことだろう。色々調べていると、この方は首相時代から批判を浴びるような発言を残していたようだ。
なんとも残念な気持ちだ…。
83歳、こうなる前に自分の身体とも相談した方が良かったのではないのだろうか…。
芸能人聖火ランナー辞退問題
そして冒頭でも述べた通り、五輪聖火ランナーの相次ぐ辞退だ。
今年の東京五輪、各界から多くの著名人たちが参戦する予定だった。
しかし、今年2月3日のロンドンブーツ1号2号の田村淳を皮切りに多くの芸能人ランナーたちが辞退を表明した。淳の他にも、藤井聡太二冠、宇野昌磨、五木ひろし、TOKIO、斎藤工、常盤貴子…などなど、後を絶たない。そして今日、新たに広末涼子、澤穂希、黒木瞳の聖火ランナー辞退が発表された。
そして気になるのは辞退理由だ。様々な理由で辞退されているが、特に多く見られるのが「スケジュールの都合」だ。正直、とってつけたかのような理由のようにも思える。やはり、先述の森喜朗元会長の失言も影響しているのがうかがえる。
特に田村淳は、自身のYouTube内でも森元会長の発言を理由に辞退したことを語っていた。この騒動により東京五輪のイメージダウンは否めない。国を挙げて盛り上げていく祭典だったはずが、本当に残念だ。
海外観客受け入れ問題
さらに先日、海外からの観客の受け入れも断念することが正式発表された。これはもうしょうがない。世界中から注目を浴びるオリンピック。今大会は世界の人々が「画面越し」でその闘いを見守ることとなる。新型コロナウイルスのパンデミックの中で開催されるという五輪、流石にこれがIOCの精一杯の対応だったのだろう。無念ではあるが、遠く離れた場所からアスリートたちの熱戦を応援しよう。
学生たちの夢の舞台は…
新型コロナウイルスはスポーツ界に多大なる影響を与えた。東京五輪は勿論のこと、本当に残念なのは、青春に打ち込む学生たちだ。昨年からスポーツの大会が相次いで中止され、あの第102回全国高等学校野球選手権大会も中止となってしまった。青春を失ってしまった学生は沢山いることだろう。どうかいつの日か、そんな学生たちがあの時の悔しさを取り返せる日が来てくれることを切に願う。
掴みたいんだ
ずっと僕は僕を諦めずに 君は君を諦めなかったね
君だけにしか、僕だけにしか出来ないことを
認め合って、拾いあって、繋ぎあえば
ほら、超えていける
福山雅治「甲子園」(2018年)より
- アーティスト:福山雅治
- 発売日: 2020/12/08
- メディア: CD
学生さんたちの悔しさは、恐らく私たちにも想像できないほどのものだったに違いない。だが、仲間たちとの日々は決して無駄ではない。部活動を通して出来上がった「繋がり」はこれから先の長い人生できっと君たちの力になってくれるだろう。だから諦めないでほしい。学生の皆さんの明るい未来を心から祈っている。
121日後に起きる奇跡
東京五輪、そして多くのスポーツ大会、これらは全て新型コロナウイルスによって大きく変わってしまった。121日後に開幕する五輪では、期待の声もある反面、不安の声も多いことだろう。そんな不安を吹き飛ばしてくれるような最高のパフォーマンスを発揮してほしい。
とはいえ、アスリートの方々もこの一年間、本当に何とも言い表せないような複雑な気持ちで過ごしてきたに違いない。この一年の間に引退したアスリートもいた。不安な気持ちが大きいかもしれないが、私たちは皆さんの金メダル獲得を全力で応援する。悪条件が重なる中だが、どうか悔いのない五輪にしていただきたい。
ガンバレ!日本!
100日後に死ぬワニ (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
- 作者:きくち ゆうき
- 発売日: 2020/04/08
- メディア: コミック