「食」は永久に不滅
3月に入った。
そして今日、関東圏を除く2府4県(大阪・京都・兵庫・愛知・岐阜・福岡)にて緊急事態宣言が解除された。私の住んでいる地域でもようやく宣言が解除され、少しは生活が戻ってきたかなと感じる。
↓内閣官房HP
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言|内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室
緊急事態からの脱却
この宣言期間中、最も辛かったのは飲食だ。私は会社の独身寮に住んでいる為、食事のほとんどは外食になってしまう。その為、残業等で帰りが遅くなると飲食店が閉まってしまうのだ。このご時世の中あまり頻繁に外食をするのはリスクを伴うと思い、ここ最近はテイクアウトやスーパーの惣菜を購入して自分の部屋で食べることが増えていたが、たまには炊き立てのあったかいご飯も食べてみたくなるものだ。
宣言が解除されて、飲食店の営業時間の縛りは少し緩和された。なのでこれからは少しは安心できるだろう。とはいえ大人数での会食は勿論できない。会社の同僚たちとも暫く飲みに行っていない。この一年は多くの人々にとっても非常に寂しい一年になってしまったことだろう。
お世話になったお店
「GoToイートキャンペーン」というものが少し前に流行った。感染拡大により停止されてしまったが、飲食業界には大きな影響をもたらした。
「食」は私たちの生活には絶対に欠かせないものだ。全国に住む多くの人たちの「食」を支えているのが何を隠そう「飲食業界」だ。
私は大学時代にある飲食店でアルバイトをしていた。決して大きなお店ではないが、安くて美味しい、近所の学生たちに人気の定食屋だった。私はそこで2年間働いていたが、仕事終わりのサラリーマン、家族連れ、大学のサークル、地元のお年寄り…等、本当に老若男女色んなお客さんが来店してきた。そこで一生懸命料理を提供するパートさん、私も含む学生バイト、そして店長、皆が一丸となって店を動かしていた。コロナ禍の今その店がどうなっているかは分からないが、どうか無事でいて欲しいと願う。
飲食業界とコロナウイルス
飲食業界は未だかつてない危機に直面している。私は大学時代にアルバイトとしてこの飲食業界に携わっていただけの人間だが、どうか以前のような活気を取り戻してほしい。私は大学で農学を学んだ。この学科を通して「食」のありがたみを感じることができた。
このコロナ禍によって潰れてしまった飲食店も少なからず存在するだろう。
本当にコロナが憎い。
飲食業界に限った話ではないが、コロナによって景気は一気に悪化した。だが、「食」は絶対に廃れてはいけない。「食」は人間の生きる源だ。私が大学で農学部に入ったのも、これから先の世の中で「食」は絶対に無くならないと考えたからだ。当時は、まさか数年後にこんなことになってしまうとは思ってもいなかった。
私たちにできること
今、私たちにできることは何だろうか?
それは、とにかく「感染を拡大させないこと」だろう。そうすれば必ず元の元気な日本が帰ってくる。
手洗い・うがい・消毒、感染者が減少してきている今だからこそ踏ん張りどころなのかもしれない。緊急事態宣言が解除され、少しは気を休めても良いだろう。しかし、そんな中でもなお最前線で闘い続けている医療従事者の方々がいることを私たちは忘れてはいけない。
「食」はいかなる時も私たちを助けてくれる大事な存在だ。このニュースを読んで、少しでも「食」に関心を持ってくれる人が出てきてくれれば私は幸いだ。