A•SO•BI日和

日々の日常で感じたこと、趣味、経験について思いのままに綴っていく、自由なブログです。

歌で発散してみた。

 

仕事終わりの小さな楽しみ

 仕事が終わってなんだか発散したい気分になった。

 明日は天皇誕生日で休みだ。だったら少しくらい・・・。そう思って私はカラオケ店に入った。

 もともとカラオケは好きだが、社会人になってからこうやって一人でフラッとカラオケをすることが多くなった。とはいっても歌はそんなに上手い訳ではない。でも一人ならば誰にも聞かれなくて済む。

 今日は一時間(元々30分で出るつもりだったが勢いでさらに30分延長した)で11曲ほど熱唱した。記念すべき一曲目に選んだのはKingGnu「白日」だ。自分でもなぜこの大事な一曲目にこんなに難しい曲を選んだのかはよく分からないが、何となくこれが歌いたい気分だった。案の定、めっちゃ高い。でも何だかスカッとした。その後は福山雅治、Lisa、米津玄師、Mr.Children、KinKiKidsなど新旧の名曲を片っ端から歌った。

 

ヒトカラ」という文化

 私のように一人でカラオケを楽しむことを巷ではヒトカラという。従来のカラオケは、複数人で楽しむものとして流行していたが、2000年代ごろから歌唱の練習やストレス発散を目的として一人でカラオケをする人が増えてきた。2011年ごろからはそんな傾向から、ヒトカラの専門店がオープンするなど、ヒトカラの需要は高まってきているようだ。(Wikipediaより)

 ちなみに私がヒトカラをする目的としては、「ストレス発散」が7割「歌唱練習」が3割といったところだ。会社勤めしているとストレスを溜める人は沢山いるであろう。人それぞれ発散の仕方は多種多様であるが、私の場合は、なんといってもヒトカラに限る。

 

ヒトカラ」の3つの楽しみ方

 私は、ヒトカラには3つの楽しみ方があると思う。

 一つは、歌で自分磨きができることだ。「自分磨き」というと聞こえはいいが、要は歌唱力アップということである。あまりカラオケに行く習慣のない方は、普段から歌を歌う機会がほとんどないのではないだろうか。歌を歌うことで、普段はなかなか開けないような喉の奥を大きく開口することができ、よいストレッチになる。

 もう一つは、今の流行を知ることができるということである。「歌」はその時代の流行や文化そのものを表しているといっても過言ではない。例えば昨年のカラオケ年間人気No.1はアニメ「鬼滅の刃」で大ブレイクしたLisa「紅蓮華」だ。(JOYSOUNDより)また、一位以外にも、Official髭男dism「Pretender」瑛人「香水」などが上位にランクインしている。いずれもその年にヒットした映画やドラマ、アニメ、YouTubeから話題になった曲だ。現代社会を生きていくためにも、こういった世間の流行を知ることも大切になってくるだろう。

www.joysound.com

 最後は、自分のお気に入りの一曲を見つけることができるということである。つまり、所謂「十八番」というやつだ。私も何度かヒトカラに足を運んでいく中で「必ず歌う一曲」というものを見つけた。ズバリ、菅田将暉まちがいさがしだ。繰り返すようだが、決して上手い訳ではない。だが、私にとってはこの曲を歌わないと始まらないのだ。

 

十八番・・・もっとも得意な芸や技のこと。(Wikipediaより)

 

 とあるが、私からすれば十八番は必ずしも上手くなくてもよいのではないかなと思う。自分が一番心地よく歌える曲、それが自分にとっての「十八番」としても構わないではないか。是非とも、ヒトカラを通してあなたの「十八番」を見つけていただきたい。

 

「慣れ」が全てを解決する

 恐らくだが、大抵の人はヒトカラに少なからず抵抗を抱いていると思う。だが大丈夫だ。特に私のように実家を離れて一人暮らしをしている人はヒトカラは比較的やりやすいのではないかと思う。まず、家族の目を盗める。そして、遠方から引っ越してきている人間からすれば、周りに知人が少ないため、知り合いにばったり出くわす確率も下がるだろう。

 ヒトカラは初心者にはかなり抵抗があるだろうと思う。しかし、一度試しにやってみて欲しい。一度経験すれば、不思議と二回目以降はほとんど抵抗がなくなる。

 

 「慣れ」というものは怖いものだ。

 

 だが、その「慣れ」という感覚を是非味わってもらいたい。もし、一人暮らしでストレス発散方法が見つからず悩んでいる方がいたら、この「ヒトカラ」を私はおすすめしたい。ストレス発散と同時に、あなたの十八番の一曲が見つかるかもしれない。

たまには振り返ってみるのも良い。

 

あの頃を懐かしむ

 今日は実家の荷物整理をした。

 

 すると今までの生活でお世話になったものがわんさか湧き出てきた。

 

 とにかく懐かしい。

 

 今回整理したものは主に大学時代に使っていたものだ。入学時の資料や授業で使っていたノート。今思えばこんなに難しいことをよく勉強していたものだと我ながら感心する。

 大学時代は勉強もそれなりに頑張ったが、やはりサークルやアルバイトが半分以上を占めたと言っても過言ではない。特にサークル活動かな・・・。私は音楽系のサークルに所属していたため、思い出のものといえば楽譜や演奏会資料といったところだ。当時夢中になって練習していた楽譜、メンバーで協力して広告を取りに行って作成した演奏会パンフレット。まあ懐かしい。あの頃は本当に楽しかった。

 

仲間たちの今・・・

 サークルを引退してからまだ数年ほどしかたたない。しかし、社会人になって仕事に追われる日々になってみると、もう遠い昔のようだ。コロナ禍になったこともあり、当時の友人たちとはほとんど会えていない。元気にしているだろうか。皆優秀な子たちばかりだったから、きっと自分と向き合って一生懸命己の人生を駆け抜けているんだろうなぁ。

 

 私も頑張らねば。

 

サークルの未来

 後輩たちはどうしているだろうか。昨日、ある一人の後輩がサークルのグループLINEに一本の動画をアップした。

 その動画には、現役のサークル部員による演奏動画だ。もう自分がいたころの後輩たちは皆抜けてしまったが、同じサークルの卒業生としてしっかりと閲覧させてもらった。

 一生懸命練習したんだな・・・。頑張ってるな。心を奪われた。このコロナ禍の中、十分に納得のできるような練習はできなかったはずだ。でも諦めずに演奏と向き合ったのだな、そんな感想を私は抱いた。

 自分の所属していたサークルがこうやって続いていることが何よりもうれしい。今は、なかなか全体練習ができなくて苦境に立たされていると思う。でも、めげないでほしい。そしてなんといっても、大事な四年間、悔いのないように過ごしてほしいと私は思う。

 

逆境に強くなる

 ここ最近、仕事のことやプライベートのことでも悩むことが多かった。ほんの些細なことだ。だが、一人暮らしであまり普段から気軽に相談できる人もいないので少し参っていた部分もあった。しかしこの動画を見て、なんだか元気が出た。この逆境の中、自分たちにできる最大のものを見せようと後輩たちの奮闘している姿を見て、自分も負けていられないなと思えた。

 日曜の夜という憂鬱も少し吹っ飛んだ気がする。ちっぽけな悩みなんて笑い飛ばせるくらいにはなったかな。

 

 いつかコロナが収まって自由な生活が戻ったら、真っ先にギターを担いで九州へ行きたい。これで一つ、大きな目標ができた。

 

 明日からも頑張ろう。

 

 いつの日か大きく成長した姿をみんなに見せられるように。

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私の家の話

親戚大集合

 今日は祖父母の家へ行った。

 

 最近足の調子が悪くなった祖母の為に、家の中の一部を模様替えして生活をしやすくする為だ。不用品を段ボールにまとめ、家具を動かしたり、少し大変だったが充実した時間だった。

 個人的には、祖母が家で使っている掃除機が思いの外軽くて使いやすく驚いた。自分の部屋にも欲しいな〜。

 

 …お金を貯めねば。

 

 まあそんなこんなで良い感じに部屋が片付いて、とりあえず一安心だ。

 

ワクチン接種が始まった

 未だ新型コロナウイルスの猛威が止まらないこの世の中、お年寄りのことは特に大事にしないといけない。2月17日から医療従事者を対象とした新型コロナワクチンの先行接種が始まった。

 約4万人の医療従事者が対象で、内2万人には観察日記をつけることになっている。65歳以上の高齢者へのワクチン接種は4月以降を予定している。

 

各地のワクチン接種

 私が気になったのは、ワクチン接種の会場だ。

 千葉県では、宿泊施設を会場として利用しているらしい。そうすることにより、ワクチン接種後の患者は客室で休むことができるという利点があるとのことだ。

 神奈川県横須賀市では、大型商業施設「さいか屋」でワクチン接種を開始した。そこでワクチンを接種した人には、施設での特典サービスを受けることができるという。ワクチンをきっかけに経済を回すことができるという画期的な企画である。

 

副作用への懸念

 未だワクチン接種にマイナスイメージを持っている人は少なからず存在する。懸念材料となるのは、やはり副作用だ。

 富山県の病院では、接種後に蕁麻疹が発生した事例が出ている。実際に接種を受ける医療従事者は、正直なところどの様に感じているのだろうか。勿論、ワクチンが承認され日本で接種することが可能になったのは大変喜ばしいことだ。新型コロナウイルスの収束に一歩近づいたといっても過言ではない。だが、ワクチンに不安を持っている医療従事者も少なからずいるのではないかなと個人的には感じる。皆が安心して接種することのできるワクチンになってくれることを願う。

 

大切な時間を…

 さて、話を戻すが、祖父母の家は模様替えの末僅かではあるが広々としたスペースを作ることができた。杖をついて移動する祖母にとって少しでも楽に生活できる様になると良いだろう。

 また壁紙を貼り、少し部屋の雰囲気も明るくなった。ホームセンターで色んな模様の壁紙を物色している時間も私としては楽しかった。祖母は私に、

「大変な思いさせてごめんね」

と言っていた。しかし私はそんな風には思わなかった。むしろ良い時間を過ごすことができた。久々に親戚同士で集まることもできた。

 物心のついた時からお世話になっている祖父母との時間をこれからも大事にしていきたい。

 

 これが、「私の家の話」だ。

第106回ザテレビジョンドラマアカデミー賞発表

 

 

今期もこの時期がやってきた

 今期も「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」が発表された。1クール毎に地上波で放送された連続ドラマを対象に、No.1だった作品や役者、音楽等を表彰する特集で、今回で106回目となる。

 ドラマ好きな私としては、毎回楽しみにしている賞でもある。

受賞結果総評 | 第106回ドラマアカデミー賞

 

最優秀作品賞は…?

 そして今期の栄ある最優秀作品賞を獲得したのは、「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京系)であった。

 

 …正直、私の頭の中は「?」だった。

 

 というのも理由はシンプルで、

 

「観たことがなかった」

 

 それに尽きる。

 

 本作はテレビ東京系列のドラマで、男性同士の恋愛、所謂「ボーイズラブ」を描いた作品だそうだ。ボーイズラブと聞いて思い浮かぶのは「おっさんずラブ」だ。田中圭吉田鋼太郎の同棲恋愛をコミカルに描いたこの作品は大きな人気を呼び、映画化まで果たした。

 

【木ドラ25】30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい│テレビ東京

 

土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』|テレビ朝日

 

主演俳優 今後に注目!

 今作「30歳まで…らしい」の主演は赤楚衛ニだ。

 仮面ライダーシリーズにも出演しており、最近では、「ウチの娘は、彼氏が出来ない‼︎」(日本テレビ系)や「監察医朝顔」(フジテレビ系)にも出演。現在26歳で今後の活躍が期待される俳優の一人である。

 恐らく、今作を機に彼の知名度も上がり、これから大きな作品にも多数出演することになるだろう。非常に楽しみだ。

 

私の最優秀作品

 因みに私が今回のドラマアカデミー賞で個人的に期待していたドラマは、木村文乃主演「七人の秘書」(テレビ朝日系)、木村佳乃主演「恋する母たち」である。

 前者のドラマは1話完結型で、上流国民の秘書を務めている7人の女性たちが、国のトップたちの影で縦横無尽に動き回り、日本社会の裏に潜む闇を華麗に成敗する痛快ドラマである。主演の木村文乃をはじめとした個性豊かな実力派女優たちが演じるヒーローが見事なチームプレイで裏を暴いていく姿には、観ていて爽快感があった。

木曜ドラマ『七人の秘書』|テレビ朝日

 

 後者は所謂「不倫ドラマ」である。主演の木村佳乃をはじめ、仲里依紗、吉田羊演じる3人の主婦が、家庭の悩みを抱える中で各々の新しい恋に堕ちていくラブストーリーである。3者3様の家庭での葛藤、そして木村佳乃演じる石渡杏の元旦那、石渡慎吾が記憶喪失という設定も不倫ドラマとしては斬新で、見応えがあった。

金曜ドラマ『恋する母たち』|TBSテレビ

 

音楽でも輝いた最優秀主演男優

 さて、ドラマアカデミー賞に戻るが、最優秀主演男優賞にはNHK朝の連続テレビ小説「エール」から窪田正孝が受賞した。朝ドラ史上初めて男性俳優が主演を務めるということで、放送開始当初から注目を集めていた。

 また個人的には昨年の紅白歌合戦が印象的だった。「エール」のキャスト陣が再集結し、ドラマのモデルとなった作曲家古関裕而の名曲を歌唱した。そして最後には、ドラマ主題歌「星影のエール」を担当したGReeeeNがシルエットで登場。ドラマ主題歌と大ヒット曲「キセキ」のスペシャルメドレーを披露した。

 東北の震災の映像と「キセキ」のコラボには私もとても感動した。

 またGReeeeNが歌う「星影のエール」は今回、ドラマソング賞を受賞した。私もこの曲は何度も聴いたので、個人的にも納得の結果であった。

エール |NHK_PR|NHKオンライン

「星影のエール」MVはコチラ↓

https://m.youtube.com/watch?v=wqxs8k5OudU

 

今期のドラマにも注目!

 2021年に入り、1月からまた多くの新ドラマがスタートした。今期は個人的にも注目作が数多く存在する。この中でNo.1を勝ち取る作品、俳優、音楽はどれ(誰)なのか、非常に楽しみだ。

 

 因みに現時点での私の中のトップは「天国と地獄」(TBS系)である。

「倒錯のロンド」がすごい!

 

 倒錯のロンド(完成版)を読んだ。

 

 著者は折原一で、講談社文庫から出版されている。

 

www.amazon.co.jp

 

(ここから先、ネタバレ注意)

 

 

 

あらすじ

 主人公の山本安雄は売れない小説家で、推理小説新人賞を獲るため、執筆活動に明け暮れていた。そんな中で完成した「幻の女」。自身最高傑作のこの作品で受賞を確信するもひょんなことから白鳥翔と名乗る人物に盗作されてしまう。挙句の果てにその作品が推理小説新人賞を受賞してしまい、そこから山本安雄とその盗作者、白鳥翔の熾烈な争いが勃発する。

 

 ・・・というあらすじである。

 

「倒錯のロンド」との出会い

 この作品を読むにあたったきっかけは、たまたまネットで見かけた記事である。私は推理小説が好きだ。これまでも伊坂幸太郎綾辻行人松本清張などの小説を読んできた。いろんな推理小説を読破していこうとネットで探していたら、たまたまこの「倒錯のロンド」に辿り着いた。小説家折原一の存在もここで初めて知った。

 まず、「倒錯」とは何か?

 

「さかさになること。また、さかさにすること。特に、本能や感情などが、本来のものと正反対の形をとって現れること。」(デジタル大辞泉)

 

と出てくる。この本では「さかさ」という意味の「倒錯」「盗む」という意味の「盗作」、同じ読みの2語をキーワードに物語が進んでいく。

 タイトルだけ読むと一見よくわからないかもしれない。「さかさ」が一体、物語にどう影響していくのか、私も初めは謎だった。

 本書を読んだとき、私はペラペラと捲りが進んだ。読めば読むほどこの小説の世界観にどんどん引き込まれ、約400ページほどの文庫本をあっという間に読破した。こんなに気持ちの良いどんでん返しを味わったのは久々だ。

 

騙された!でも気持ちが良い!

 中でも印象深いシーンは、白鳥翔の彼女である立花広美が殺害されるシーンである。本書では、主人公の山本安雄、そして盗作者である白鳥翔の視点が交互に入れ替わりながら物語が進んでいく。山本の行動、白鳥の行動を交互に説明しつつ、読者を罠にはめ込んでいく。立花の殺害シーンでも、白鳥が死体を発見した時、私は訳が分からなかった。山本が殺したわけではないのはわかっている。じゃあ誰が・・・?

 

 そこの答えがこの物語の全てをひっくり返した。

 

 ある意外な人物の登場に私もまんまと騙されてしまった。

 

「盗作」と「倒錯」の連続

 「幻の女」の「盗作」により、2人の戦いが始まり、その中であらゆることをきっかけにそれぞれの立場が「倒錯」する。そして何よりも面白いのは、「盗作」「倒錯」の連続により、2人の闇の部分がどんどん深みにはまっていき、追い込まれていくにつれてみるみるうちに人格が邪悪なものへと変化していく様である。普通の何気ない日々を暮らしていた人間が、一回の犯罪をきっかけにどんどん悪に手を染めていく、そんな人間模様を折原一は非常に丁寧に描いた。さすがは叙述トリックの名手」である。

 

小説全体が物語!

 小説の最後を飾る解説部分。普通、小説の解説部分は他の人間がその小説についての感想であったり簡単なあらすじを書くものが多い。しかし本書では、著者自らが解説を記している。

 そしてもっとすごいのは、その解説部分までも物語の一部に組み込んでいるところである。これには私も驚いた。本編だけでも十分翻弄されたが、まさかこんなところでも・・・。

 

 文庫本一冊全てをトリックで巻き込んだ「倒錯のロンド」、是非とも一読してほしい。

 

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99.9映画化に100%の期待を!

 朝から喜ばしいニュースが飛び込んできた。

 

 あの深山が帰ってきた。

 

 それも映画となって。

 

www.chunichi.co.jp

 

深山大翔、再び

 2016年にシーズン1、2018年にシーズン2としてTBSの日曜劇場枠で放送された「99.9-刑事専門弁護士-」映画化が決定した。シーズン1から視聴していた私としては非常に楽しみである。

 刑事事件を扱った弁護士ドラマで一見お堅いテーマを扱っているように思えるが、主人公深山やその上司・佐田(香川照之)をはじめとした個性豊かなキャスト陣や、オヤジギャグといったユーモアのある演出もあり、世代を問わず人気を博すことができた。勿論私もその虜となった一人である。

 

作品に華を添えたヒロインたち

 またヒロインにも注目だ。シーズン1ではプロレス女子の立花彩乃を演じた榮倉奈々、シーズン2では東大卒の元裁判官、尾崎舞子を演じた木村文乃であった。どちらのヒロインもとても個性的で、作品にピッタリはまっていた。今作ではシルエットとなっており、正体は未だ明かされていない。きっとまた個性的で作品に華を添えるキャスティングをしてくれることを期待したい。その中で、シーズン1、2のヒロインも映画のどこかで登場させてくれるとドラマ視聴者としては喜ばしいだろう。

 

脇を固める豪華キャスト

 ヒロイン以外で脇を固めるキャストも非常に豪華で個性豊かだ。深山の友人(?)でパラリーガルの明石達也(片桐仁)、深山のいとこで小料理屋の店主である坂東健太(池田貴史)、その店の常連で自称シンガーソングライターの加奈子(岸井ゆきの)が個人的には好きだ。深山やヒロインの立花、尾崎、そして室長の佐田をメインに、彼らが非常に上手くドラマを引き立てている。坂東や加奈子に関しては、ほぼ小料理屋でのシーンでしか見ることはないが、その1シーンだけでもとても面白い掛け合いを見せてくれる。映画版でも、彼らの良い意味で変わらない味を出してほしいなと思う。

 

 映画の公開日はまだ公表されていないが、1ドラマファンとしては、少しでも早く深山大翔の華麗な弁護とオヤジギャグを目に焼き付けたいところだ。

 

松本潤のこれから・・・

 今作は、主演の松本潤にとっては嵐活動休止後初の役者仕事になるようだ。嵐で活動していたころは、コンサートの演出など、主に裏方部門の中心となっていたことは有名である。その為か、ここ数年はドラマや映画の出演は少し減っている印象を個人的には抱いていた。しかしこれからはソロ活動が主軸となるため、今回の「99.9」の映画化や、先日発表された2023年放送予定のNHK大河ドラマ「どうする家康」といった大仕事も積極的に引き受けていくこととなるだろう。私としても非常に楽しみである。

 「花より男子(TBS系)」から始まった松本潤伝説はまだまだ終わらない。ソロになっても常にカッコイイ男であり続けるであろう松本潤に期待したい。 

 

令和のバラエティー番組を楽しみたい

 今朝、ネットニュースを閲覧していたらこのような記事が上がっていた。

 

 

news.yahoo.co.jp

 

 最近のバラエティー番組において「衝撃映像」を利用した特番が乱立している理由を掘り下げた記事である。その中には、ここ一年間のコロナウイルスの流行による製作費の削減やレギュラーバラエティの不振などが主な理由として挙げられていた。

 

私の好きなテレビ

 私は昔からテレビっ子で、「はねるのトびら(フジテレビ系)」、「爆笑レッドカーペット(フジテレビ系)」、「めちゃ×2イケてる(フジテレビ系)」など、お笑い番組を沢山観て育ってきた。そういった意味では、ただ映像を流してスタジオのタレント達が見て笑うだけの映像番組は正直あまり好みではない。

 但し例外もある。「世界の果てまでイッテQ(日本テレビ系)」「笑神様は突然に・・・(日本テレビ系)」のようにタレント自らがロケへ出向き、そこで発生したハプニングや番組側の演出で笑いを起こすような番組は非常に面白いと私は思う。

 スタジオ収録がメインの番組、ロケを主体とした番組、バラエティ番組一つをとっても様々な種類がある。どのジャンルの番組にもそれぞれの良さがある。ロケ番組はその場のハプニングで笑いを起こすことができる。スタジオ収録の面白さは、トークでの笑いを堪能できるところだと私は思う。どちらの番組も私は好きだ。

 しかし、同じような番組が各局で乱立すると、新鮮味がなく、見ていて模倣感なるものを感じずにはいられない。同じジャンルであれ、各番組独自の「色」を出してほしいなと私は観てて思う。

 

テレビと日本社会

 近年の社会的情勢や新型コロナウイルスの影響、様々な要因から今のバラエティ番組は少なからず制約を受けている。

 このような状況下の中、視聴者を少しでも笑顔にするため日々奮闘しているテレビスタッフは本当に素晴らしい。敬意を表したい。大変な中ではあるが、何とかこの期間を乗り越えて欲しいと心から願っている。コロナが回復し、日本の景気が戻った時、かつての輝いていたテレビがまた戻ってきてくれることを切に願う。

 

メディアは終わらない

今は、ネットやSNSの流行によりテレビは負かされつつあるように感じる。特に勢いの目立つのはYouTubeだ。テレビ特有の制約がなく、個人でも自由に発信することができる。芸能人もテレビに固執することなくYouTubeを主戦場にして活動する者も出てきた。私は、正直YouTubeの良さが最初はよくわからなかった。しかし、コロナが流行し、「おうち時間」の増えた今、気が付けば私もYouTubeの虜だ。

「テレビが一番面白い」

 その常識がこの一年間で覆った。場所にも時間にもこだわらず、好きなチャンネルを好きなだけ閲覧することができる。これが令和のメインメディアになるのかもしれない。

 

 とはいえ私の本音としては、結局のところ、テレビもYoutubeもどちらも廃れない未来であってほしいな・・・といったところだろう。